身切り発射

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【DQライバルズ】アグロゼシカを使う上で覚えておくべきプレイング

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ドラゴンクエストライバルズが配信されてから1週間あまりが経った今日、環境はまだまだ序盤といったところで様々なデッキの研究が進んでいますが、単純なデッキパワーで言うなら一番強いデッキは【アグロゼシカ】だと思っています

先日、そんな『最強デッキ』の座に一番近いと思われるデッキを使ってプラチナ5からレジェンドまでたった2敗しかせずに駆け上がった僕が、そのままの勢いで試合中に考えていることを”全て”書きました(そしたら超長文になってしまった)

なお「読者自身が状況を見てプレイを判断できる”強いプレイヤー”になる」ことを目的としているので、「この盤面でこの手札ならこうプレイしたら勝てます」というようなことはあまり記載していません

それよりは「このような相手でこのような状況ならこれを基準にして判断した方が良い」というようなことを伝えたいため、書き方がやや抽象的になる場合もあることをご了承ください

(以下、常体を使用します)

 

目次

 

 

構築

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今の環境の【アグロゼシカ】はこの構築でほとんど完成されているので、採用カードについてあれこれ言ったりはしない

環境に合わせてカスタマイズするとしても、《ガチャコッコ》くらいだと思う

 

 【アグロゼシカ】への対策の対策

所謂「環境デッキ」であるため、様々な対策がされている【アグロゼシカ】だが、デッキそのもののパワーがとても高いこともあり、それぞれに適切な対応対策ができれば「ゼシカ対策用デッキ」に勝つこともそれほど難しくない

【アグロゼシカ】対策は大きく分けて4つある

  1. 《ガチャコッコ》や《シールドオーガ》などの強力なにおうだちで有利トレードをして長期戦で勝つ
  2. オークキング》や《さまようよろい》、ククールのテンションスキルなどで回復してやり過ごす
  3. サイズの小さい体力の高いユニットでウォールを組んで耐える
  4. より速いアグロで殺される前に殺す

4番目については現状ゼシカより速いアグロデッキがないのでミラー以外は除いて良い、ミラーについては後述

回復対策はとにかく殴るとしか言えない、回復しているということはその分ユニットが弱かったりコストを多く払っているということなので、その隙をついてガンガン攻めるほかない

ウォールについては3列あるなかの一番薄いところを突けばいいだけなので一番楽(ウォールがキツいときは大抵他の要因と重なってキツくなっている)

におうだち対策については中盤の項で詳しく書く

 

マリガン

モーモン》《おばけキャンドル》《いたずらもぐら》(以下、1コスト3種)は合計2枚まではマストキープする

《マジックフライ》は1コスト3種のどれか1枚があればキープ、2枚あれば流す

先行(対ゼシカ

1コスト3種のうち2枚までを最優先で探しに行く、初手の3枚になかったら全部流すつもりで

《わたぼう》《レッドアーチャー》はいらない

先行(対ゼシカ以外)

ゼシカと同じように1コスト3種を死ぬ気で2枚探しに行く

2枚あれば《ミミック》を探す

後攻(対ゼシカ

《いたずらもぐら》は他2種の1コストがあればキープで無ければ流す

《ガチャコッコ》は可能な限りキープだが、1コストがなければそちらを探すことを優先

《わたぼう》《レッドアーチャー》はいらない

後攻(対ゼシカ以外)

《マジックフライ》含めた4種のうち2枚を持つことを最優先

ミミック》《亡者のひとだま》《レッドアーチャー》あたりがあるとなお良い

 

基本的な理想の流れ

これに囚われてはいけないが、基本的な流れが漠然とでも頭に入っていないとこの後の話が入ってきにくいと思うので記載する

 

モーモン》(《おばけキャンドル》)→《いたずらもぐら》+テンション→

ドロヌーバ》+テンション→《ミミック》+テンション→《亡者のひとだま》or《レッドアーチャー》…最終的にテンションスキルや《メラゾーマ》でフィニッシュ

 

あくまで”こんな流れで出来るといいな”というもので、これができたら必ず勝てるわけではもちろんないし、これができる手札でも最善策とは限らないので注意

 

1ターン目

先行は《モーモン》>《いたずらもぐら》>《おばけキャンドル》の優先度で出す

《メラゴースト》は出さない、《マジックフライ》は手札にもよるが基本的に出さない

 

後攻で相手が何も出さなかった場合は先行と同じ

相手が《モーモン》《いたずらもぐら》を出して来たら《おばけキャンドル》>《モーモン》>《メラゴースト》、どれもない場合はテンションで除去

相手が《おばけキャンドル》を出したら《おばけキャンドル》>《メラゴースト》>《マジックフライ》>《モーモン》>《いたずらもぐら》、どれもない場合はテンションで除去

相手が《マジックフライ》を出して来たら《モーモン》>《いたずらもぐら》>《メラゴースト》>《マジックフライ》

 

先1ターン目に出された《モーモン》《いたずらもぐら》にテンションスキル打つのは抵抗あるかもしれないが、2ターン目にされるのは1コスト+テンション、《わたぼう》、《たけやりへい》、《ドロヌーバ》のどれかで、《モーモン》より強く打てる場合がほとんどないので安心して打つべき

 

テンションスキルと直接火力

ゼシカのテンションスキルは手札を使わずに1MPを1ダメージに変換するので、アグロのこのデッキにとって重要なスキル

基本的には2ターン目からの毎ターン溜めていくのが理想(そのためにマリガンで1コストを2枚持っておきたい)

 

テンションを溜めるかどうかの判断基準は、相手についていけるかどうか

先にも言ったとおりに、テンションスキルは強力なので出来る限り毎ターン溜めていきたい

だが、0~1しか溜まっていない時にテンションを溜める行為は盤面に何も影響を与えないので(1コストな上、次のテンションスキルを打つターンが早まるので微量だが)、テンポを損なってしまうため、不利な状況で無理してテンションを溜めてはいけない

 

基礎的なことだが、テンションスキル及び《メラミ》《メラゾーマ》を顔に打つときは「テンションを溜めたいけど既に3溜まっているとき」「このターンでフィニッシュできるとき」「次(の次)のターンでフィニッシュする為に打つとき」の3パターンしかない、これ以外では顔に打つべきではない

 

フェイスorトレード

一番大切で、一番差がつくところ

序盤はとにかくテンションスキルや《メラミ》で除去して自分のユニットを最大限まで活かす(生かす)ようにする

特に対ゼシカの場合は「相手のユニットに仕事させないようにしながら、自分のユニットに一生仕事させる」ことを意識する

更に、ミラーはどっちが先に相手のHPを25削るかの駆けっこだから(盤面はもちろん手札やテンション状態、その他諸々にもよるから一概にはいえないけど)、「『フェイスに行って取れる点数』より、『トレードすることで相手が取れなくなる点数』の方が多い場合はトレードする」って判断すべき(もちろん、そのターンの点数だけじゃなくて、数ターン先まで考えた上で)

 

中盤(3~6ターン目)

強力な仁王立ちが出てくるころであり、こちらのフィニッシャーが出るころでもある

ゼシカの場合はお互いに削れてきているのでこのぐらいからフィニッシュに向けて計画を立てる同時に相手のフィニッシュも予想していく

少し戦況が傾いても《亡者のひとだま》《レッドアーチャー》のどちらかの攻撃を顔に通した方が一気に勝ちに近づくので、相手が出す前から意識して意地でも通さないようにすると同時に、自分がいつ出したら通りやすいかを考えて出す

自分が不利だと感じたらテンションスキルや特技を惜しまずに除去に使って意地でも《亡者のひとだま》《レッドアーチャー》を通すプレイングにシフトしていくことも考える

 

ゼシカ以外は体力の高いにおうだちが出てくるころだからそれを出される前から警戒していく

具体的には先3ターン目には《ガチャコッコ》意識のテンション放棄して《ミミック》を出していったりする

《シールドオーガ》はかなり辛いが、出される前に盤面を完璧に制圧できていれば《メラゾーマ》や《たけやりへい》で何とかなるので諦めない(火力が十分あれば盤面無視して直接15点火力出すプランも考慮)あとは普通に16止めとかする

また、におうだちの殆どは攻撃力が低いので、《レッドアーチャー》を適当なユニットでブロックしていれば意外とあっさり生き残って勝ちをもぎ取ってくれたりもする

まとめると、《ガチャコッコ》を楽に倒す為にも《シールドオーガ》を乗り越える為にも《レッドアーチャー》を通す為にも、「におうだちが出る前に盤面を取っておく」ことが重要になってくる

 

におうだち絡み以外だと、手札の直接火力の合計を相手のHPから引いて自分が与えるべき最低ダメージを考えることも重要

これが考えられるようになると「手札に《メラゾーマ》が2枚あって相手のHPが15だから盤面で全部顔殴ってリーサルに向かう」とか、「火力がテンションと《マジックフライ》しかなくて相手HPが12で厳しいから《レッドアーチャー》を通すことだけ考えるか」って感じに中盤以降のプランを立てることができるようになる

 

フィニッシュに向けて(7ターン目~)

 7ターン目というのはテンション《メラミ》《メラゾーマ》で11点がいきなり飛ばせる最速のタイミングでもあって、ミラー以外は理想は7ターン目、遅くとも9ターン目には決めないと勝ち目は薄い

特に意識せずプレイしてリーサルを逃すことがあってはならないので、毎ターンの始めに自分がこのターンに出せる最大ダメージを把握する

もうこのタイミングになると盤面を完全に無視してほぼすべて顔面にぶつけていく

しつこいようだが《亡者のひとだま》《レッドアーチャー》を通したらほぼ勝ちなので積極的に狙っていく

逆にミラーは通されたら負けなので有利でも盤面を空けないように攻めの手を緩めない

 

最後に

これで自分が【アグロゼシカ】をプレイしている中で考えていることを全て書き出したつもりです

4000字超もこの記事を読んでくださった人に感謝すると共に、あなたがこのデッキとこの記事を使って強くなってくれると嬉しいです

質問、意見などはどのようなものでもどなたからでも大歓迎しています(ブログコメントだと気づきにくいのでTwitter(@tsubonui)まで送っていただけると嬉しいです)

また、ランクマッチを本気でやりたい人向けのギルドマスターをしています、一緒に切磋琢磨したい人はこれもTwitterまで連絡ください

おわり